5D4N アドバンスト・ナイトロックス・レックダイブ IN ブルネイ  

ブルネイの豊かな生態系に溢れる海は、いっぽう、古くからアジア圏の東西を海上で繋ぐ、いわゆるシーレーンの要所でもありました。

今でも多くの船舶が、ブルネイ沖を頻繁に往来しています。

ブルネイの海底に眠る多くの沈船は、モンスーンにあって沈没してしまった船、先の大戦の末期に連合軍の襲撃を受けて沈んだ日本の船舶など、それぞれ様々な運命を背負っています。

今回の企画は、それらの沈船のなかでも、私たち日本人の記憶にぜひ留めておきたい幾つかの沈船や、ブルネイのダイビングを代表する見事な沈船のいくつかなどを選択し、より深く、より長い潜水が可能な上級者を対象にした、特別なツアーパッケージです。

価格はB$1110.- (約87,000円)、全ての現地費用を含みます。(国際航空運賃は含みません。)

参加条件は :

  1. 15歳以上
  2. IANTD認定のアドバンスト·ナイトロックス·ダイバー、もしくは同等の認定を受けているダイバー
  3. IANTD認定のアドバンスト·オープンウォーター·ナイトロックス·ダイバー、もしくは同等の認定を受けているダイバーは参加が可能ですが、無限圧限界を超えてのダイビング はできません。
  4. チェックアウトダイブ、もしくは水慣れのためのダイビングが、深いダイビングの前に必要とされる場合があります。
  5. 一名様より参加が可能です。 ボートの定員は6名までとします。
  6. リブリーザーでの参加もできます。 
ブルネイのダイブサイト全体図、リーフや沈船の数々があります

以下、ブルネイの沈船のいくつかのご紹介です。

American Wreck

以下の表は、ブルネイの主な沈船の詳細です。

日程表です。

ダイビング関連のオプションです。

さらに、せっかくブルネイに来たので、陸上も見ておきたいと思われる方に。

お問い合わせは、さわみしん(sawaumishin@gmail.com) までお願いします。  

以下もご参照ください。

https://xinstec.blog/   

https://www.facebook.com/ボルネオのことなら-Btrip-ビートリップ-112955447069492

5D4N フィッシュ&レック in ブルネイ 

4泊5日、合計6ダイブ、内ナイトロックスで4ダイブ、宿泊と食事までをすべて含んで、B$873(約68,500円)のツアーパッケージです。(現地費用のみ、国際線航空運賃は含まれていません。)

2名様より受け付けます。 1名様でのご参加はB$970(約76,000円)となります。

ブルネイを訪れるすべてのダイバーは、まずはその魚影の濃さに驚かされます。

ドルフィン ©️2019 オーシャナ
ドルフィン内部 ©️2019 オーシャナ
ブルーウォーター ©️2019 Fan Zhang

そして、数々の未だ知られざるマクロスポットがあります。

マクロポイント1 ©️2020 オーシャニック・クエスト
マクロポイント2 ©️2020 オーシャニック・クエスト
マクロポイント3 ©️2020 オーシャニック・クエスト

ボルネオ島の、世界最古の広大な熱帯雨林と、周辺の手付かずの海域とで繰り広げられるダイナミックな生態系が、ブルネイの海でも驚くほど見事に維持されています。

ちょっと視点を引いて、ボルネオ島を遠目で眺めてみると、周辺にはダイバーの聖地がいくつも散らばっていることに気がつくでしょう。

ブルネイ周辺の海域

ブルネイのダイビングは、リーフとレックです。

東西100キロに及ぶ沿岸沿いには、未開のスポットも含め、多くの美しいリーフが点在しています。

数多くあるレックは、それぞれの深度が大きく異なるため、ダイバーの認定レベルによりご選択いただくことになります。

ブルネイのダイビングスポット

下記は、パッケージツアーのサンプルスケジュールです。ダイバー各々のご希望にできる限り沿えるよう、ダイブポイントなど、柔軟に対応します。

5D4N フィッシュ&レック in ブルネイの日程表(サンプル)

使用するダイブショップは、ブルネイでは老舗のオーシャニック・クエスト です。 ナイトロックスなど施設も充実しています。詳細はコチラ→ https://oceanicquest.com/

クリーン・エアステーション
クリーン・ナイトロックスステーション

宿泊は、当ショップに付属するホームステイを使用します。専任のシェフによる毎日のバラエティに富む食事の質と量は折り紙付き。海の食材は、近くに住む漁師からその日に取れたものを調達しています。 ドリンク類も事前にご注文をいただければ対応します

ダイビングに関連する追加のオプションも充実しています。

また、以下はアフターダイブの観光オプションです。 せっかくブルネイ に来たから陸上も、という方にお勧めのショートツアーを用意しています。

以下は、ブルネイにある、楽しい・嬉しい・美味しい・のいくつかのご紹介です。

ペランポン島の砂浜はこんな貝殻がいっぱい
ペランポン島の近辺に出没する川イルカ
フィッシング&釣った魚で晩ご飯
街に出ればスペアリブもある
お洒落なアラブ料理
レアなフィッシュヘッド料理も

茹でたてプリプリ白姫エビ

白姫エビ加工工場のロビー、予約すれば飲茶ランチもできる

ブルネイで訪れるべき7つの場所
ブルネイでするべき7つの事
ブルネイでトライすべき7つの食べ物

お問い合わせは、さわみしん(sawaumishin@gmail.com) まで、 もしくは https://www.facebook.com/shinsawaumi https://www.facebook.com/sawaumi.shinichi からお願いします。

https://www.facebook.com/ボルネオのことなら-Btrip-ビートリップ-112955447069492/?epa=SEARCH_BOX  も立ち上げ中です。  ご期待ください。

Advanced Nitrox “Wreck” Dives in Brunei

Brunei Dive Sites

©️2020さわみしん

Advanced Nitrox “Wrecks” in Brunei

Cement Wreck

Cement Wreck Bow ©︎ 2019 Ram Yoro

Blue Water Wreck

Blue Water Wreck Fishing Net Winch ©️2019 Ram Yoro

American Wreck

American Wreck Bullets ©︎2019 Ram Yoro

Aussie Wreck (WWII Grave)

Aussie Wreck Cabin ©︎2019 Fan Zhang

Petani Mistral (Technical Wreck)

Petani Mistral (Technical) Wreck ©️2019 Fan Zhang

Divers’ Prerequisites : 

  1. > 15 years old
  2. Advanced Nitrox Diver Certified by IANTD or equivalent
  3. AOW & Nitrox Diver Certified by IANTD or equivalent may join but to stay within NDL 
  4. Check-Out Dive or Acclimation Dive may be required in prior going deeper.
  5. From One person, Maximum 6 person per Boat (Surcharge may be applied if only one diver joins.)

Advanced Nitrox “Wreck” Dives Price List

Advanced Nitrox “Tek Lite” Diver Course 

Candidate’ Prerequisites : 

  1. > 15 years old
  2. AOW & Nitrox Diver Certified by IANTD or equivalent
  3. More than 30 Logged Dives
  4. From One person, Maximum 4 person per Boat

Course Fee @ Person

  1. Minimum 4 days, one person is B$1070@pax.  from 2 persons B$963 @pax
  2. Nitrox EAN32 Twin fill is B$20 as an option
  3. Nitrox EAN32 Twin top-up is B$20 as an option
  4. Air Twin top-up is B$10  as an option
  5. Equipment rentals are excluded.
  6. Advanced Recreational Trimix course is available, with an addition of one day. (The cost is TBC dependent on trimix gas used)

Please contact Shin Sawaumi (sawaumishin@gmail.com) for more details.

どうして今、ナイトロックスなのか

動脈や静脈を流れる血液は、私たちの体の中で、窒素の灌流と拡散が、最も速やかに行われる区分です。

けれども、これまでのところ、ダイビングの計画や管理に使用される一般的なダイブテーブルはもとより、ダイブコンピューター、ダイビング計画ソフトウェアなどのベースとなるアルゴリズムには、実は、この肝心の血液は含まれていません。

上記の図は、血液ほどではないものの、主要な内臓や神経系統(脊髄につながっている)など、いわゆる”かなり早い組織”の区分を理論的に想定し、窒素の灌流と拡散の推移を、深度と時間軸の中で類推したものです。

内臓などを司る神経系統 出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/自律神経系

実際のところ、私たちの体は千差万別で、それぞれの人の、心臓からの血液の拍出量や新陳代謝レベルなどには個人差もあり、これらの理論上の推移が私たちの体の中で、この図どおり、忠実に起こっているかどうかは明らかではありません。

けれども、この理論的な類推によれば、これらの”早い組織”の区分は、潜行を始めてから2分後には、飽和レベルはすでに50%に達し、12分後には完全な飽和に達しています。

そしてこの深度に止まる限りは、灌流と拡散が均衡した飽和の状態となっていることを、明らかに示しています。

この、”かなり早い組織”が、完全に飽和し、そして均衡状態となる深度は、たったの5.5メートルに過ぎません。

そしてこのことは、この5.5メートル深度からの水面への浮上は、このように飽和に達している”かなり早い組織”の区分にとっては、実は、注意深い減圧の手順が必要なプロセスであることを教えてくれています。

近年、深度3メートルでの減圧停止が必須とされ、ゆっくりした速度での水面への浮上が、強く推奨されることになってきている所以でもあります。

安全なダイビングを、真摯に旨とするダイバーの方々は、深度3メートルから水面への浮上を、約1分間ほどかけて行うことを実践しています。

これは具体的には、3メートル=300センチを1分=60秒かけて浮上する、つまり毎秒5センチの速度での浮上です。

私たちの血液、最も早い組織の区分は、地上の大気圧下では、すでに飽和しています。

地上大気圧下(絶対圧1)での空気の呼吸

この図では、水色の部分を一貫して窒素が占め、そして一番右の静脈血の圧力、つまり、私たちの体組織で酸素を使用し、エネルギーを燃焼させた後の血液の圧力は、その酸素が燃焼に使われた分だけ、負圧になっているのが分かります。

この負圧の部分を、酸素ウィンドウと言い、これにより、肺胞で2酸化炭素と酸素のガス交換が行われることになります。

もうお気づきと思いますが、この酸素ウィンドウが大きくなればなるほど、ガス交換がより多く効率的に行われ、ことダイビングにおいては、窒素の排出が、より速やかに行われる、ということになります。

水面下6メートル(絶対圧1.6)でのナイトロックス32%の呼吸

このように、あらかじめ酸素の分圧を上げ、窒素の分圧を下げた呼吸ガスであるナイトロックスは、私たちの肺胞でのガス交換の効率を、特に水面下、すなわち高圧の環境下では、飛躍的に高めることができます。

ナイトロックスは、古くは1800年代から、様々な実験や開発が進められてきました。

ダイビングへの本格的な応用に至る経緯は、1970年代に、NOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration, アメリカ海洋大気庁)によって、ナイトロックスの科学的な使用の開発が着手されたことを端緒にしています。

そのNOAAに、当時永年の勤務をしていた、ディック・ルコウスキ氏が退職し、1985年に自ら設立したのが、IAND(現在のIANTD・インターナショナル・アソシエーション・ナイトロックス・テクニカル・ダイバーズの前身)です。

今、IANTDでは、永年にわたるナイトロックスの実践経験と築いてきた知識を、一般的な、いわゆるリクレーショナルダイビングの分野での安全管理にも活かすべく、ナイトロックス・ダイビングの教育と普及に尽力しています。

お問い合わせは、さわみしん sawaumishin@gmail.com までお願いします。

減圧障害の危険性を知り、そしてそれを避けるために 

IANTDは、減圧理論とその実践を、エントリーレベルも含めた、全てのダイビングの講習に取り入れています。

なぜなら、全てのダイビングは、水面下という、私たちが暮らす地球上の(約)1気圧より高い環境圧下で行うスポーツだからです。

IANTDは、たった一件の事故を起こすよりも、講習中においては、十分に注意深く、そして厳しいトレーニングを行った方が良い、との強い信念を持っています。

IANTDの全ての講習は、購入することは可能ですが、認定は各自の努力によってのみ、可能となります。

以下の講習プログラムは、現在のところ、ブルネイにての開催を想定しています。

オープンウォーター&ナイトロックス・コンボ

  • 15歳以上を対象
  • 最低3日間
  • 最低5ダイブ
  • 最大深度21M
  • 自己依存及びレスキューを含む
  • 減圧手順(ナイトロックスを使用)
  • 最少催行人数2名
  • 参考価格 B$670

アドバンスト・オープンウォーター&ナイトロックス・コンボ

  • オープンウォーターダイバーを対象
  • 最低3日間
  • 最低5ダイブ
  • フリーダイビング
  • 減圧手順 (ナイトロックスを使用)
  • 最大深度30M
  • 最少催行人数2名
  • 参考価格 B$670

ディープ&アドバンスト・ナイトロックス・コンボ(イントロテック)

  • ナイトロックス&アドバンスト・オープンウォーターダイバー
  • ダブルタンク、あるいはシングルタンク+減圧タンクサイドマウント(6L以上)
  • 減圧手順 (50%ナイトロックス、もしくは純酸素を使用)
  • ガスブレンド・ベーシック
  • ソロダイブ・ベーシック
  • 最低4~5日間
  • 最低6ダイブ
  • 最大深度42M
  • 最少催行人数2名
  • 参考価格 B$880

他指導団体からのインストラクター・クロスオーバー

  • 講習内容は、参加者の技術・経験レベルによります
  • 基本の講習期間は6日間
  • 参考価格 B$1164

お問い合わせは、下記までお願いします

Shin Sawaumi

さわみしん
IANTD Instructor Trainer #696 

shin@xinstec.com
+673 826 0422

窒素の循環について

水の面(おもて)に浮かび、空を見上げると、そこには雲がなびき、そして遥かどこまでも青い空が拡がっています。

私たちが暮らす、地表を覆う膨大な量の大気の組成は、窒素(N2)が78.1%、酸素(O2)が20.9%、アルゴン(Ar)が0.9%、そして二酸化炭素(CO2)が約0.03%で占められています。

私たちが、普段、呼吸というものを意識するとき、それは大気中の20.9%の酸素を、鼻や口から吸って、体内に取り込み、隅々の体組織で栄養を燃やし、そして廃棄物としてできた2酸化炭素をまた鼻や口から吐き出している、というふうに思いがちです。

決してそれは、間違っているというわけではないのですが、大気中に実は78.1%も含まれている窒素については、知ってはいるものの、呼吸としては意識をしていないか、あるいは意識していても、体内を素通りする、私たちの体にはゼンゼン役に立っていない、言ってみれば、まあどうでもいいようなガス、というのがせいぜいのところではないでしょうか。

私たちが、地表で呼吸する大気の圧力は1気圧(1013hPa=760mmHg)です。

従って、私たちは1気圧の大気に囲まれて暮らし、1気圧の大気を呼吸して体内に取り込んでいます。

そして、私たちのからだは約70%が水分で、あと残りの大部分がたんぱく質でできています。

上記の図は、私たちが大気を体内に取り込んだあと、大気を構成するガスのそれぞれが、どのように変化するかを、それぞれの圧力(= 分圧)で示したものです。

確かに、私たちの肺に取り込まれた大気のうち、緑色の部分、すなわち酸素だけが、肺胞で分子となり、動脈を経て体組織に送られ、そこでエネルギーの燃焼に使われ、そしてその結果、心臓に戻る静脈血の圧力が全体として下がり、いわゆる負圧の状態になっていることが見てとれます。

この酸素が、体組織で燃焼に使われて生じる、大気圧に対しての負圧部分(=オキシジェン・ウィンドウ)が、物理的に肺胞での静脈血に含まれる2酸化炭素を排出させ、そして呼気に含まれる酸素と置換させる、いわゆるガス交換の働きを成り立たせています。

では、その間に窒素の方はどうなっているかというと、吸気から肺を経て、分子となり、延々と体内の血液や組織を循環をした挙句の果て、肺に戻り、呼気として排出されるまで、一切の変化はありません。

そして, その体内の窒素の圧力(=分圧)は、地表における大気中の窒素の圧力(=分圧)といつも完全に釣り合いが保たれています。

言い換えれば、地表で暮らす私たちの体内の水分は、いつも窒素で飽和されている状態であるということができます。

私たちの、外呼吸、つまり肺における2酸化炭素と酸素のガス交換が、体内でのエネルギー燃焼によって消費された酸素の負圧(オキシジェン・ウィンドウ)によって正しく行われるには、それ以外のガス、この場合は窒素の分圧に変化があっては不都合です。

窒素、ナイトロジェン、元素記号 ”N” は、私たちの体の水分以外の約20%、すなわちタンパク質を構成するためには、なくてはならない元素です。

それにもかかわらず、私たちは、自分のからだを通過してゆく窒素をうちに取り込んで、そして体を作るタンパク質にしてしまうことはできません。

地表で暮らす私たちにとって、それは、呼吸を行うための、原理的な条件であり、地表で呼吸をして、命をつないでゆくための原則、言ってみれば命の掟のようなものでもあるとも言えます。

水面で、頭をもたげて見上げた大きな青い空から、目をもとの水面に戻すと、そこにはすぐ鼻の先から、延々と平たい水の面(おもて)が、遥か彼方の水平線にまで拡がっています。

果てしなく広く拡がる、この地表の70%以上を占める水面の下に、淡々と深く水を湛える海のなかでは、微小で原始的なバクテリアから始まり、果ては大型の海洋生物、そして今、水面に浮かんでいる私たちにまでに至る、延々と繋がる生命のドラマ、宿命としての生死の連鎖がダイナミックに展開されています。

大気に含まれる窒素は、海洋の、身近なところでは、シアノバクテリア (藍藻)の一種であるネンジュ藻、また、表層の温度が比較的高く保たれている南シナ海などにおいては、やはりこれもシアノバクテリア の一種、ユレモの仲間でもあるトリコデスニウムなどの、まさにミクロの原核生物たちによって、還元され、食物連鎖の始まりであるアンモニア(NH3) が、ひたすら合成され続けています。(窒素固定)

ネンジュ藻
トリコデスニウム

(参照:https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2018/20180706.html)             (参照:https://www.jst.go.jp/pr/announce/20140422/index.html)

アンモニアは、海の水に溶けることにより、食べられるアンモニウムイオン(NH4) となり、それをまずは、おなじみの緑色した植物プランクトンたちが、同じように海に溶けている栄養分(リン・ケイ素など=栄養塩)とともに取り込みます。

そして植物プランクトンたちは、燦々と降り注ぐ太陽光のエネルギーを全身で謳歌しながら(光合成、CO2+H2O)、有機物(C6H12O6など)を作り出します。  (炭素固定)

植物プランクトンの炭素固定

(参照:https://www.jamstec.go.jp/j/about/)

植物プランクトンの作り出す有機物、このブルーカーボンとも言われるミクロの食物から、すべての海の動物たちの、延々と繰り広げられる生存のドラマ、食物の連鎖が始まっています。

食物連鎖ピラミッド

これらの植物プランクトンの活動領域である海洋の表層に潜り、水面に浮かび、時には空を眺めることもできる私たちは、当然、海からの食の恵みをも受けており、そこに生息する多くの動物たちと同様に、その生と死の連鎖の中で、いつも一生懸命に頑張って生きて行こうとしている、と言えます。

そして、もう一つの忘れてはならない重要な側面は、上記の図の左側の、これらの様々な生き物が、生存中に排泄したり、挙句に死んだりしたものが、また分解されて、元の栄養塩にまで回帰してくるループが、紛れもなくあるということ。

この、様々な海の動物たちの排泄物や死骸の分解といった、回帰のループを担う大仕事もまた、実は、名も知らぬミクロのバクテリアたちによって行われています。

決して派手ではありませんが、ダイナミックで大切な海の生命の循環の、欠くことのできない大切な一部と言えます。

この分解が行われる過程で、海洋のなかで再生された窒素ガスは(脱窒)、海面に戻り、そこから大気に回帰し、天高く空いっぱいにまた登ってゆきます。(窒素循環)

(参照:(https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/15/2/15_2_98/_pdf)

いっぽうで、動物たちの排泄物や死骸は、次第に凝集し,これらのミクロのバクテリアや動物プランクトンたちによって、ゆっくりと消費され、分解されながら,また栄養塩に戻りつつ、海洋の深いところへと降りてゆきます。

どこまでも、どこまでも深い海の中へと。

地表を広く大きく覆う海洋のうちで、最も深いところとされているのが、私たちの日本列島を南方に、たかだか約1200キロほど南へ辿ったところ、グアムやサイパンなどに近い、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵です。

ここの深さは、なんとおよそ10920メートルほどにも及んでいます。

そんなにも深く、果てしない闇のような世界で暮らす生きものたちは、いったいどんな姿をしていて、そしてやはり、みんな一生懸命に、ガンバって暮らしているのだろうか、と思うダイバーの方々も多いと思います。

最近では、2012年3月にアメリカの映画監督、ジェームスキャメロン氏がここへのソロダイブを、7年もの年月をかけ、巨費を投じて作り上げた、重装備の潜水艇で試みています。

しかし、せっかく地上の叡智をふり絞って作り上げた潜水艇も、超高圧下(1093気圧!)という大深度での過酷な条件には、しっかりと耐えきることはできなかったようです。

外部に取り付けた、油圧で作動するアームが液漏れを起こし、ふんわりと積もり積もったやわらかなシルトの海底を引っ掻き回し、そして視界不良に陥り、挙げ句の果て、アレコレと生物を採集することもままならなくなって、結局は予定を切り上げて、とっとと浮上して来ざるをえなかったとのこと。

しかし、ともかくも無事に生還したキャメロン氏が、待ち構えていたカメラの前で語るには。。

”そこはとても荒涼としていて、とても不毛なところ、とても隔離されていて、私の感じでは、すべての人間的なものから完璧に隔離されたところ、まあ言って見れば1日かけて宇宙に行って、そして帰ってきたような感じでした”  とのこと。

そんな深海で、彼が分厚いサファイアグラス越しに見たものは、海の分解屋さんとも言われているような、プランクトンの死骸などをせっせと食べている、体調2.5センチほどのヨコエビ君の仲間(カイコウオオソコエビ)しかおらず、かろうじての成果としては、深海の柔らかいゼラチン質のような海底の泥から採取した、数種のバクテリア類を持ち帰ることができたようです。

カイコウオオソコエビ君

(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/カイコウオオソコエビ)

とっとと浮上してゆく、モノモノしい塊を見上げて、深海のヨコエビ君たちは、ふーん、あれもなにかのうんこだったのかな~、とか言いつつ、またそこいらのプランクトンの死骸などをガシガシと食べ続けたことでしょう。

シニアダイバーのための、オープンウォーター・ナイトロックス・ダイバーコース 

4泊5日、全食事込みでB$1190(約92000円)(現地費用です。国際線の料金は含まれていません。)

ダイビングは、歳をとったら出来ないスポーツと思い込んでいる貴方、実は、ダイビングに年齢制限はありません。

ドイツの映画・写真家、レニ・リーフェンシュタールが78歳でダイビング を始めた頃の写真です
これは彼女が80歳のときの写真
そしてこれは80歳代、色鮮やかな写真を数多く残しています

波瀾の人生を過ごしてきたレニが、78歳になり、ようやくダイビングを始めたのには、なにか訳があるのに違いありません。

(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/レニ・リーフェンシュタール)

アクティブ・シニアの皆さん、ブルネイという、ボルネオ島にある、小さいけれどもセレブな王国に来て、スローライフな時間の中で海と向き合えば、その訳がきっと分かるに違いありません。

ダイビングをすることで得られる、7つの嬉しいことは。。。

  1. いつまでも健康でありたいと強く思うようになり、そしてそれが本当に手にはいってしまうこと
  2. これまでに無い、新しい知的な刺激にあふれていること
  3. 情緒的になんともハッピーになれること
  4. 未知の人々との出会いがあり、トモダチの輪が大きく広がること
  5. 異国の食材や、文化に触れ、新たな感動の時と場所が持てるようになること
  6. お酒や食事が、とても美味しくなること   
  7. そして、ますます健康になってしまうこと などなど

但し、ダイビングは、海という絶対的な、大自然を相手にするスポーツです。  だから無理は禁物。 それぞれが持っている能力や体力、そして健康の状態が、自分自身に最も適したダイビングのスタイルを作ってくれます。  それには、以下のようないくつかの心構えが必要です。

  1. 自分自身の、筋力や持久力などの体の能力を、常によく把握すること。
  2. 持病や、慢性的な疾患の状態を、常によく自分自身で確認すること。
  3. 認知機能の状態なども、忘れずに意識して置くこと。

肝心なことは、それぞれの体力や能力を、自分自身できちんと評価するに当たって、正直であること。 そして、医療的な意味での見落としをしないこと。 さらに、減圧症などのダイビングに関わる大切ないくつかの要素について、自分自身の知識のレベルをよく知っていることです。

(参照: https://www.shearwater.com/monthly-blog-posts/the-aging-diver/)

シニアダイバーのための、オープンウォーター・ナイトロックス・ダイバーコースの概要は以下です。

このコースは、米国フロリダ州に本拠を置く、ナイトロックスダイビングの提唱指導団体、インターナショナル・アソシエーション・ナイトロックス・テクニカル ・ダイバーズの公式認定プログラムです。

このコースの最終ゴールは、参加者自身の手に、安全と安心が、インストラクターによって手渡されたことの確認をもって達成とします。

1日目  プール講習 

ゆっくりと時間をかけ、対話を通じ、それぞれの健康状態や水中環境への適応性をチェックします。 そして、ダイビング器材をつけ、納得がいくまで、時間をかけて、水中環境へのからだとこころの順応性を育てます。

  1. 筋力・体力の簡単な測定
  2. 動脈血の酸素飽和度などの測定
  3. 水中環境への適応性のチェック
  4. 慢性的な持病や、既往症などの状態の確認
  5. 自律神経を安定に導く呼吸法の基礎的な練習
  6. 器材セッティング
  7. ダイビングの基礎知識の習得
  8. ナイトロックスの効用について など

2日目 海洋実習と学科講習

  1. ダイビングは、その時々の状況に応じてサイトを選び、2ダイブを予定しています。
  2. 呼吸ガスは空気を使用します。
  3. 浅い静かなサイトを選びます。
  4. 学科講習は、それぞれの条件や知識のレベルに合わせて、わかりやすい内容を適用します。
  5. 対話を通じて、講習の内容に調整を加えてゆきます。

3日目 海洋実習と学科講習を継続

  1. ダイビングは2ダイブを予定します。
  2. ナイトロックスを使用します。 
  3. サイトは、それまでの進捗に合わせて設定しますが、ブルネイのとっておきのリーフを想定します。
  4. 学科講習は、それぞれの理解の進行の程度に合わせて、講習内容を考慮し、適宜に実践的な理解を深めます。
  5. ナイトロックスの効用について、理解を深めます。
  6. 継続的な対話を通じて、講習内容をさらに身近にしてゆきます。

4日目  総括と筆記テスト予定しますが、それまでの進展を見てから、この日の内容を判断します。

なを、この講習の催行人数は、最少が2名、最多で4名までとなります。       (1名での参加は可能ですが、費用は$1240=約96000円となります)

ブルネイの海について

ブルネイは、世界で最も古いとされるボルネオ島の、厚く生茂る熱帯雨林を背にしています。 そして北側に大きく拡がる南シナ海は、かつては陸続きでスンダランドと呼ばれていた、比較的浅い海域です。 そのような地勢にあるブルネイの、暖かい海域の表層では、熱帯雨林から流れ込んでくる栄養に富んだ水が、燦々と降り注ぐ太陽光のもと、光合成バクテリアの繁殖を促し、それを餌とする植物プランクトンが大量に発生するという、いわゆる食物連鎖(エコシステム)の原初となる条件が、見事に維持されています。したがって、ブルネイの海洋生物相は多様性に溢れ、時には大きな魚群を形成して、ダイナミックな生存競争の生態を堪能することができます。 但し、栄養に富んだ海の避けられない条件として、透明度は、その時々の気象や海況により、大きく変化することがあります。 

(参照:https://oceana.ne.jp/brunei_2019_01)

ブルネイのダイブサイト

お問い合わせは、さわうみしんいち(さわみしん)sawaumishin@gmail.com までお願いします。

さわうみしんいち(さわみしん)のプロフィール


1982年ダイビングインストラクター取得
IANTDテクニカル・インストラクター 
IANTD インストラクター・トレーナー 
IART リブリーザー・インストラクター
https://wordpress.com/view/xinstec.blog
https://www.facebook.com/shinsawaumi